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音の鳴る儘

自分の好きな音楽を、好きなまま語ってく

リライトしても進化を続けるアジカン

ASIAN KUNG-FU GENERATION バンド レビュー ロック 新譜 音楽

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最近、なにかと復刻版などが色んなジャンル、メディアから登場しているのをよく目にする。初代ポケモン赤緑青黄が3DSで登場していたり、。遊戯王も初代の主人公、武藤遊戯などが登場する映画が公開され、ストラクチャーデッキなんかも発売されていた。

 

初代デジモンの続編も映画で公開されていたりして、なんだか昔熱中していた自分としては、こういった過去のモノが再発や再展開されたりすると心躍る部分がある。

少年の心はまだまだ捨て去っていない。

 

そんな復刻商法にあやかってなのか、ASIAN KUNG-FU GENERATION「ソルファ」を再録させアルバムを発売させた。

 

ソルファ (2016)(通常盤)

ソルファ (2016)(通常盤)

 

  まさしくリライトさせたのである。

 

20年の月日で、音に厚みが増したアジカン

何よりの違いはボーカルの声だろう。

初期ソルファ収録のリライトでは、サビの「リライトしてぇ~!」のとこ。

ものっそい頑張って声出してる感。

 

まーこれが当時のアジカンの良さだ。いきなりキーが高くなるから、カラオケで歌うの意外とキツイ問題の代表作だ。

 

ゴッチの声がすごい変わってるよね。アジカンは。

初期はほんと大学生が頑張って歌ってます感があったが次第に特徴のある、癖の強い性質に変わっていった。何処からとははっきり言いにくいが、アジカンは過去にもいくつか再録した音源は世に出していた。

 

ザ・レコーディング at NHK CR-509 Studio

ザ・レコーディング at NHK CR-509 Studio

 

  こちらのアルバムがいい例だが、こちらにもリライトが収録されており、そちらが今回再録されたリライトに近い。完全に今のゴッチ、声が安定したゴッチ。

 

色気が増したといった方がいいのだろうか。何はともあれ味が出てきた。アジカンだけに。

 

 

何でもない。

 

ここ1年で見るアジカンの変遷

 

youtu.be

 

 

およそ1年前。アジカンが我々に示したものがこの曲。

彼らは原点回帰ともいい、進化とも言っていた。

おそらく。

 

 

2015年5月27日にリリースされたアルバム「Wonder Future」

 

Wonder Future

Wonder Future

 

 ロックの中心を行くと、決意を改めた作品。フー・ファイターズのボーカル・ギター デイヴ・グロールのプライベートスタジオ Studio 606にて録音されたことは有名。

おかげでアメリカン仕込みのアルバムとなっている。

 

収録曲は全て現地にて再録されてるということで、本当に濃密な作品だ。

後世に残していくべき作品の一つ。

 

そんな経験を積んだ彼らだからこそ、今回の「ソルファ」再録は必然と言えば必然。

 

アジカンがロック界で最重要バンドとして名を挙げたソルファは、彼らにとって一種のコンプレックスのようなものだったのかもしれない。

 

一番売れた作品だ。アジカン史上最もの。

そんな作品だったから

超えていきたいという思いは少なからずあったんじゃないか、なんて想像する。

 

ちょうどニルヴァーナの「NEVER MIND」的存在としてあったように思う。

それを「Wonder Future」で越してしまったからこそ、今再録、リライトすることに意味があるんだなと感じた。

今のアジカンがどうやってソルファを演奏するのか。彼らの気持ちを感じながら聴くのも悪くないだろう。

 

 

ちなみにここまでソルファに対して熱い想いを持っているような言い分だが実は自分、ソルファをリアルタイムで聴いていない。

実際アジカンのことが好きになったのは皮肉にも「ソラニン」だったりする。

だいぶ遅咲きなのだ実は。

 

 

 

もちろんリライトなど、アジカンの楽曲を聴く機会はいくつかあった。

ただそこそこに売れているバンドだという認識くらいでしかなく、メジャーどころを避けてしまうという自分のひねくれた性格がもろに出てしまっていた。

ごめんなさいゴッチ。

 

そんななんとなく避けていたアジカンをちゃんと聞こうと思ったきっかけが「ソラニン」。漫画からだ。これぞ逆輸入。

 

ハマるきっかけって人それぞれだけど、こういうパターンよくありますよね。漫画、アニメからソレ関連のアーティストを聴く現象。

 

逆もまた然りだが。

 

しかもこのソラニン。作詞が浅野いにお氏。

ゴッチ本人の作詞じゃないという彼らとしても珍しい曲である。

 

だからこそ彼らはアルバム「マジックディスク」においておまけ扱い的にソラニンの曲順を最後にしていた。無下にしてる意味でなくってね。

あとあと言ってるけど気に入ってる曲だと話しているゴッチ。

ライブでも定番らしいしね。

 

そんなソラニンは自分もお気に入りだ。バンドでもコピーしたほど。

簡単なんでおすすめですよ。ソラニン

 

 

そんなこんなでアジカンに対する評価ががらりと変わってしまったわけで今回のソルファ再録。

当時の流行に乗れなかった自分は今回はと意気込んで購入。そしてこの記事を書いてるわけです。

 

 

 

聞き比べするとその音の違いにハッとさせられる。

何よりも厚くなったギター。旧作ソルファの音が決して薄いというわけじゃないが、明らかに変わっているのだ。というか凝ってるという表現がしっくりくる。本格的に楽器が出来るようになってきて。色々覚えてきたんだなって感じ。

 

それこそリライトの間奏がそうだけど、アレンジがもうすごいよね。

普通アレンジ加えるとしたらある程度原型が見えるやり方だけどこれは違う。全然違う。新録ソルファでは空間系のアレンジが随所で見られた。

 

 

やはりヒーローだったなと思った次第です。アジカン

 

 

 

 

 

今回の「ソルファ」 これはまぎれもなく彼らの新作だ。

 

アデュ

 

 

ソラニン

ソラニン